法学部「副専攻認定制度」について

専門とは異なる関心事を掘り下げて副専攻として認定してもらおう

 現代社会においては、多くの領域で高度な専門的知識が求められています。法学部の学生である皆さんにとって、それは法律学科目や政治学科目ですから、それらの専門科目をまずはしっかり学んでください。しかし、専門さえ学べばそれでよいのでしょうか。実は皆さんには、以前から関心を持っている分野があるのではないでしょうか。「ひそかに小説家志望である」「生物を観察していて飽きない」「日本語は言語として面白すぎることに気付いた」「神社仏閣めぐりにはまっている」「世界最長のシベリア鉄道にどうしても乗りたい」等々。大学には、専門以外のこういった多様な関心事にもできるだけ対応できるよう、様々なテーマの科目が設置してあります。法学部ではそれらを「人文科学科目」「自然科学科目」等として、一定単位数履修することになっています。それらの科目を通して、ぜひ皆さんの関心事を学問的に掘り下げていってください。とはいえ、自分の関心に従って広く浅くランダムに科目を履修していくのも結構なのですが、テーマを絞って計画的に学び、もう一つの専門といえるほど質量ともに充実した知識、研究を積み重ねることも重要です。そこで法学部で始められたのが「副専攻認定制度」です。これは副専攻としての学士号を与えるものではありませんが、関心のあるテーマに関連する科目を履修し、条件を満たした学生に「法学部副専攻認定証」を授与しています。数多くある科目の中から、時間割、講義要綱、ガイダンス授業等を活用して関心のある科目を自分で探し、自主的に組み立てていくことを奨励する制度です。

副専攻認定の条件:単位取得・卒業研究

副専攻認定のための条件は2つあります。

1.      1つの領域ないしテーマについて、それに関連する科目を合計16単位以上取得していること。この16単位以上の中には、34年次に履修する「人文科学研究会」「自然科学研究会」が含まれます。

2.      人文科学の場合は34年次の2年間、自然科学の場合は3年次か4年次の1年間、それぞれ「人文科学研究会」ないし「自然科学研究会」を履修すること(留学のためこれらの科目に不足単位が出る場合は、留学先で履修した科目の単位によって補充することが認められる場合もあり)。さらに卒業論文レベルの成果をまとめ、提出すること。なお、担当者によっては履修条件を設ける場合があります。

 

人文科学の場合

日吉設置の関連する科目を8単位以上と三田設置の「人文科学研究会I~IV」を8単位、合計16単位以上取得し、卒業研究を提出することが必須条件です。

必須要件1 : 日吉設置の関連する科目(合計8単位以上)

必須要件2 : 三田設置の人文科学研究会IIV(各半期2単位、合計8単位以上)+卒業研究

早期卒業者は3年で修了することもできますが、人文科学研究会の単位数が4単位不足しますので、日吉で人文科学特論を4単位分取得しておくか、3年次に人文科学研究会I・IIをもう1コマ履修して4単位取得し、不足分を補うことができます。詳細は各人文科学研究会担当者にお尋ねください。

副専攻(人文科学)認定の例①  : アメリカの文化と社会

1・2年次   地域文化論 [アメリカ] I IV(各半期2単位、合計8単位)、他

3・4年次   人文科学研究会(アメリカ文化研究)(各半期2単位、合計8単位)、他+卒業研究

合計16単位以上

 

 

自然科学の場合

日吉設置の実験科目(科目名に(実験を含む)と記述があるもの)6単位以上と、三田に設置された「自然科学研究会IIIIV」(IIIとⅣは同一の担当者)4単位以上を取得し、卒業研究を提出することが必須条件です。さらに、前述の科目を含めて、自然科学科目(数学系列・統計系列を含む)の取得合計単位数が16単位以上となることが必要です。

必須要件1 : 日吉設置実験科目=物理学III 、化学III 、生物学III

(各半期3単位から合計6単位以上)

必須要件2 : 三田設置自然科学研究会IIIIV同一の担当者

(各半期2単位、合計4単位以上)+卒業研究

自然科学研究会IIIIV34年生対象の科目であり、履修に際しては自然科学科目8単位以上をすでに取得していることが原則です。また、自然科学研究会の履修は、原則として3年次か4年次の1年間です。ただし、担当者によっては2年間の履修を課していることもあり、その場合特例として合計8単位が認められます。詳細については各担当者の個別説明を参照して下さい。

副専攻(自然科学)認定の例 : 生物学

1・2年次  実験科目(必修): 生物学III(各半期3単位、合計6単位)

          自然科学科目 :心理学III(各半期2単位、合計4単位)、自然科学総合講座I(半期2単位)、他

3・4年次  自然科学研究会IIIIV(生物学)(各半期2単位、合計4単位)、他+卒業研究

合計16単位以上

人文科学研究会、自然科学研究会履修の際の注意

履修に際して、事前の選考は行いませんので、履修を希望する学生は、4月の初回授業に必ず出席をし、担当者の許可を受けた上で、Web履修申告システムで履修申告を行ってください。履修希望者が多すぎる場合は、選抜を行うこともあります。また、レポートの提出など、担当者から履修について個別に指示がある研究会もありますので、各研究会のページを必ず確認してください。

 


   2019年度三田で予定されている副専攻のプログラム(研究会)は、2019年度開講「人文科学研究会」「自然科学研究会」のリンクページに記載しています。